サウスです。今週の前半はシルバーウィークもあり木金の2日間しか仕事がなかったのであっという間の1週間でしたね。長雨が続く中ですが、もう9月も終わろうとしています。10月からは新しい挑戦も始まるので気合を入れていきたいと思います。
今週は先週に続き「Jev」の活用事例をまとめてみたのと、LLMで「ハエの脳」を再現しようという話題の試みについて書いてみたいと思います。
Jev で"私好み"判定を作ってみた
前回も少し触れた、判定に特化したAI「Jev」を実際に使ってみました。自分で使う前にXでバズっている事例を一旦まとめてみました。判定、分析、分類などJevの活用事例をカテゴリーに分けて色々と読んでみました。
ただ、集めた数が多すぎて片っ端から読んでいくのも大変だったので私のためのアルゴリズムです。Xのバズやネットニュースの中から、私が気になりそうなものを拾ってくれる仕組みがあったらいいなと思ったのがきっかけでした。
材料にしたのは、私がふだんメモ用に送っている「これいいな」と思った投稿の記録と、逆に苦手なタイプの投稿の特徴です。そこから「私はこういうものが好き」という基準の文章を作ってもらい、1件ずつ Jev に判定してもらいました。
今日のニュースから拾ったもの
ネットニュース約200件のうち、「好み」に入ったのは5件だけでした。たとえばこんなものです。
高校の文化祭でPOSシステムをCloudflare上に1から構築/運用した話
https://qiita.com/ast-24/items/454fc975b095230565c7
UNIXパイプにAIを組み込む - sagepipe
https://songmu.jp/riji/entry/2026-09-27-sagepipe.html
「テレワーク廃止で人が辞める」「争奪戦が激しいITエンジニア職」、変革期を生き抜く組織の選択
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2609/26/news010.html
AIの内部に「痛み」特有の活動パターンを発見
https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/200119
いろんなニュースサイトやGoogleの検索でもアルゴリズムで表示される情報が異なってきますが、それを真似て自分専用のフィルターを構築してうまく活用していきたいと思っています。
ハエの脳の件で考えたこと
これはまたぜんぜん違う角度の話ですが、ちょっと前にXで話題になっていた「ハエの脳」の件について、昨日エンジニアの人と話していました。私もとても面白いと思ったので、今週はそのとき考えたことを書いておきます。
話の元になっているのは、アメリカのスタートアップ Eon Systems が今年3月に出した発表です。ショウジョウバエの脳の配線図から作った脳のモデルを、コンピュータの中のハエの体につないで、味の手がかりを頼りにエサに向かう、ほこりが付いた触角を掃除する、エサを食べる、といった動きを動かしてみせたというものです。
土台になっている配線図のほうも進んでいて、9月にはオスのハエの脳と、体の側の神経(人でいう脊髄にあたる部分)までを含めた配線図が、Janelia 研究所や Google Research などのチームから論文として発表されました。その配線図をゲームにつないで遊ぶ投稿もXで広がっていましたが、こちらは個人の遊びで、Eon 自身も「多くは科学的な成果ではない」と書いています。
ただ、「ハエの脳を丸ごと再現した」というところまでは言えないようです。Eon の技術解説を読むと、このモデルには学習や記憶、空腹のような体の状態は入っていません。歩いたり掃除したりする細かい動きは体の側の仕組みが担っていて、脳のモデルはどの動きを始めるかを切り替えるスイッチのような役割だそうです。研究者や団体からも「これはアップロードではない」という反論が出ていて、Eon 自身も「構造だけで行動のすべてを再現できる証明と受け取るべきではない」と書いています。
それでも、この先の話は気になります。Eon は次の目標としてマウスの脳を挙げていて、その先には人間の規模も見ていると発表しています。もちろんこれは会社の計画で、マウスで何かが動いたという発表はまだありません。
▼Eon Systems の発表(英語)
https://eon.systems/updates/weve-uploaded-a-fruit-fly
昨日エンジニアの人と話していて出てきたのは、人間の脳もいずれ解読されて、再現できるようになるんじゃないか、という話でした。今はハエの脳のモデルからですが、Eon の計画のように、この先マウスなどだんだんと他の動物の脳の解析や再現に進んでいくとすると、実験での再現によって、人の体についての理解もいろいろ進んでくるのかなと思いました。
今回はまだ「一部の動きを動かしてみせた」段階ですが、この先どの動物まで、どこまで分かるようになるのかは、今後注目していきたいと思います。
今週の数字(2026-09-27 時点)
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来週の予定
10/24 の福岡AIコミュニティの準備
ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
来週も日曜18時にお届けします。









「これいいな」の記録と、苦手な投稿の特徴を一緒に渡したところが気になりました。好きなものだけを並べるより、自分が読みたいものの輪郭がはっきりしそうです。約200件から5件という結果も、全部追わなくていいと思える数ですね。